2015年6月18日木曜日

二年前、他人の狭心症とは

二年前、他人の狭心症とは明らかに異なる症状が医師たちの努力によって発見され、
通常であれば一日入院で済むカテーテル手術が、ひと月の自宅待機、
他人の倍の血管の太さに対応する【心臓用ステン】はこの世に存在せず、医師たちが考えた結果、膝に入れるステンを代用、
いざカテーテル手術の当日になり、右足の付け根の血管から患部に細い管を通すと患部はある程度回復していた。
物凄い痛みに耐えて突っ込んだカテーテルなる管を抜く時、これがまた、痛い事。

では何故、ひと月の短期間で命を奪うほど細くなった心臓の血管が回復したかといえば、
医師の処方した薬がドンピシャだったのと、
自宅療養中に午前野良仕事をし、午後はイラストを描くという生活をしていたから。

では何故イラストを描いていたら自然に血管が開いたかを言えば、
「死を覚悟した絶望の中ですら、増駄堂の描く絵の目は死んでいなかった」から。

自ら描くイラストが自らを助ける事となるなんて、
半世紀に及ぶ人生の中で考えもしなかった。

絶望の淵に立たされても一縷の望みを捨てないのが、どうやら増駄堂の本性らしい。
そして増駄堂は今日もこつこつペンを動かす。

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